最近ではココアは、日本のみならず世界中で健康にいいという科学的な分析や研究がされています。
ココアの原料はチョコレートと同じく、カカオ豆。カカオ豆を粉砕し、分離したカカオマスから脂肪分を除いたものがココアとされています。
今回は、そんなココアが体や美容に与えてくれる7つの効果を紹介していきたいと思います。
ココアが持つ7つの効果とは?

体の準備体操!ウォーミングアップ効果
ココアに含まれている『カカオポリフェノール』には、ウオーミングアップという準備体操の効果を持続させる働きがあるという報告があります。
スポーツなどの運動前に、ココアを飲むことで、ウオーミングアップ後の足の関節の動きである平衡機能や筋力を持続させて、筋力アップや筋力バランスを改善していきます。
動きやすい身体状態を長時間持続することが、研究でも立証されています。
動脈硬化を抑える
動脈硬化を引き起こす原因の一つとして、活性酸素によってコレステロールが酸化し、血管内皮に付着することがあげられます。
カカオポリフェノールが酸化を抑制して、コレステロールが血管にとどまるのを防ぎ、動脈硬化を抑制する効果が期待できます。
脳の機能改善
テオブロミンには、大脳皮質を刺激して集中力や記憶力を高める効果があります。
研究によればカカオポリフェノールが、脳の神経細胞の活動を促すたんぱく質を増やす働きがあるという結果報告がされています。
むくみと冷え予防対策
ココアに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールのフラバノール、プロシアニジンといった成分は末梢血管を拡張します。
手足の血流を促す働きがあり、冷えや手足のむくみなどを解消する効果があります。
血圧改善
海外の研究で明らかになっている事として、ココアを一定期間に習慣的に摂取した後に、一時的に摂取した直後の両方で高めの血圧を下げたという結果が出ています。
ただ血圧の有効な改善には、1日当たり50mgを超える量のエピカテキンをとる必要があるとの研究結果が出ています。
メタボ予防
コレステロールが高めな人は改善方法に、食物繊維の多い食品をとることが効果的です。
ココアには不溶性食物繊維の一種「リグニン」が含まれています。
運動を活発化させて、コレステロール値を下げてメタボの予防にも役立ちます。
紫外線による肌ダメージを軽減する
ドイツの研究によれば、抗酸化作用のあるフラボノールを豊富に含んだココアを飲んだ人達と、飲まない人達に分かれて肌の経過観察した所、ココアを飲んだ人達は日焼けダメージにより肌が赤くなるのを軽減されたという報告があります。
ココアの選び方
ココアの健康トリビアとして、ココアの主原料はカカオ豆で、カカオの木の果実の中にある種子のことです。
昔は王様や貴族だけの貴重なものだったといわれていています。
そんなココアの、おすすめな選び方をご紹介していきたいと思います。
健康にいいのはミルクではなく、ピュアココアといわれています。
ミルクココアの中には、砂糖やミルクなどが加えられていて、カロリーは高めです。
健康のためには、自分で量を調整できるピュアココアがいいでしょう。
また市販のココア飲料は飲みすぎに注意して下さい。ほとんどの市販のミルクココアには、飽和脂肪酸や糖分が含まれていて、毎日飲み過ぎてしまうと、体重増加や血糖値の上昇につながり糖尿病になる恐れもあるので注意が必要です。
ココアは薬として扱われていた事があり、古代のマヤ人や16世紀ごろのヨーロッパでも、ココアは薬として利用されていたそうです。
その効用は主に滋養強壮、疲労回復、長寿などに効くとされ、金銭として扱われていたともいわれています。
甘みを加えるなら砂糖ではなくハチミツがお薦めで、ピュアココアに甘みがほしいときは、ハチミツを加えていきましょう。
白砂糖は血糖値を急激に上昇させるが、ハチミツであれば血糖値を急激に上げないとされてます。
ココアを飲むとやみつきになる、メチルキサンチンという物質が含まれています。
ココアを飲み続けると、また飲みたい!という気分にさせる効果があることが確認されています。
アイスココアでも体は冷えにくい結果が出ています。
アイスココアと麦茶を飲んだ実験で、アイスココアは表面温度は下がるが、麦茶より下がりにくいという報告が出ています。
アイスでも体をそれほど冷やさずに飲めるなら、夏にも美味しく飲めますね!
まとめ
今回は、そんなココアが体や美容に与えてくれる7つの効果を紹介していきました。
ココアの効果は凄いものですが、そんなココアも飲みすぎには注意が必要です。
ココアの健康効果を効かせるには、ピュアココアを1日2〜3杯を目安に飲むのがお薦めです。
ピュアココアにはカカオポリフェノールがたっぷり含まれていて、砂糖を足す時は量に注意しながら飲んでいかなくてはいけません。
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