今回は前回前々回同様、若返りの科学医学が実証した、本当のアンチエイジングの最後である、後編についてご紹介していきたいと思います。
後編では、身体の老化を早める元凶AGEについてのお話をしていきたいと思います。
AGEとよく聞くけど一体なんのこと?と思っている方も多い事でしょう!
AGEの事を詳しく知って頂き、老化の進行を抑えていつまでも元気で、若々しくいたいものですね。
その為にも、詳しくAGEを知っていきましょう。
老化を早めるAGEって一体なんなの?
体の老化を早める元凶とされているAGEですが、一体AGEとは何なのでしょうか?
AGEをテーマに、2つのポイントをピックアップして解説していきたいと思います。
ピックアップ内容としては、AGEとはについてと、抗糖化食でAGEを防ぐという2つのポイントがあるので、それぞれ掘り下げていきたいと思います。
身体の老化を早める元凶AGEについて
まず1つのポイントAGEとは?についてです。
AGEの詳しい話をしていきたいのですが、AGEとは日本語で終末糖化産物と言います。
糖尿病などで糖が過剰になった際に、AGEという悪玉物質が作られることが分かったことで注目を集め、AGEは体の老化を早める元凶となります。
私たちの体はほとんどがタンパク質でできています。
このタンパク質に糖が結びついていき、その時にまずできるのがシッフ塩基です。
そしてさらにアマドリ化合物というタンパク質であり、、これらのシッフ塩基はアマドリ化合物であれば、元の糖に下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができます。
しかしこの後さらに高濃度の糖にさらされていると、糖とタンパク質の化合物であるAGE ができてしまいます。
AGEはタンパク質と、糖質から最終的に生まれる物質の総称であり、カルボキシ、メチルリン、ペントシジン、クロスリンなど数十種類あります。
一度生まれたAGEは、元のタンパク質と糖に戻ることはありません。
このAGEの恐ろしいところは、私たちの体を作っているタンパク質を攻撃して、機能を低下させるという点です。
AGEの害を受けやすいタンパク質のひとつが、コラーゲンです。
コラーゲンは、体内のタンパク質の30%を占めて私たちの体型を保っています。AGEがコラーゲン繊維の間に入り込んでしまうと、必要な弾力、張力が得られなくなってしまいます。
またコラーゲンが皮膚を構成することはよく知られていますが、血管もまたコラーゲン線維からなります。
つまりAGEは血管をも老化させるということです。
抗糖化食でAGEを防ぐ
糖化を避けることが健康維持と、老化防止のカギになります。
そして糖化を防ぐには、血糖値のコントロールをすることが重要です。
各食品の血糖値の上昇具合は、GI値で分かり小さいほど血糖値が急上昇しにくい食品であるということです。
玄米や全粒粉のパンなどは、GI値がかなり低くなります。
逆に生成された白米や精製小麦で作ったパンやうどんは、GI値の高い食品です。
最も避ける必要があるのは、うどんとミニ親子丼のような麺類とご飯のセットの食事です。
大量の糖質が一度に体内に入れば、AGEが作られやすくなります。
またイモ類や、でんぷん加工食品の食べ過ぎにも注意です。
じゃがいもは人気の食材ですが、1個20gの糖質を含みます。中でも油で揚げるフライドポテトは、AGEの中で最強のアクリルアミドという発がん物質を出してしまいます。
芋類で例外なのは、こんにゃくと山芋です。
こんにゃくはグルコマンナンという糖質が生まれていますが、これは人の消化酵素では分解できません。よって吸収されません。
また山芋にはでんぷんが含まれてはいますが、同時にムチンという粘り気のある物質が含まれているため、糖質の吸収がゆっくり進み血糖値が急上昇しません。
ただ一つ注意が必要なのは、GI値が低い食品であっても糖質自体は含まれているということです。
食べ過ぎてしまえば、AGEができることを忘れないようにしましょう。
以上のようなポイントを押さえて、糖質を摂りすぎない食事を心がけてみましょう。
前編、中編、後編のポイントおさらい
前編では、若く見える人と老けて見える人の違いについてご紹介していきました。
その中で分かった事は、見た目と長寿の関係について、老け顔は短命に繋がる、直接的に老化を促進させるという3点でしたね。
中編では、長寿遺伝子を活性化させることについてのご紹介をしていきました。
ここでは、適度な運動とカロリー制限、抗酸化成分レスベラトロールの摂取についてのお話を詳しく話していきました。
そして後編では、体の老化を早める元凶AGEについてをお話していきました。
AGEとはについてと、抗糖化食でAGEを防ぐことについて解説しました。
今回紹介したお話は、医学が実証した本当のアンチエイジングです。
まだまだ紹介できてない部分が多いですが、若さを保つ方法についてを知りたいならばやはり基本的な知識や、根本理由などをよく知り理解してから行動に移す事が大事なのではないかと思います。
まとめ
今回の後編では、身体の老化を早める元凶AGEについてのお話をしていきました。
以上で、本当のアンチエイジングのお話は終わりました。
日頃の生活習慣で、「これはまずい…」と思うところがあれば、今からでも少しづつなおしていきましょう。
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