「ここ数年NMNという言葉をよく聞くけど、NMNって何?」
と、気になっている方も多いNMNですが、調べた所美容や細胞の活性化に大きく繋がる効果が期待できるのだとか!
そこで今回は、NMNについて解説していきたいと思います。
この記事は、NMNの基礎知識を身につけたい方や、健康寿命を意識したい方、若返りや抗酸化について興味がある方におすすめです!
ではさっそく NMN についての解説をしていきたいと思います!
NMNって何?

BーニコチンアミドモノヌクレオチドとビタミンB 3に含まれる物質で、生命を維持するのに必要な酵素になります。
ある生物の体内に存在し、本来は体内で自然に組成される物質です。
しかし、加齢に伴い体内でのNMNの生産能力が低下することにより、加齢が始まります。
それにより、様々な身体機能の修復機能が失われていくものと考えられています。
NMNが期待される効果について
- 老化抑制
- 免疫力向上
- 骨密度の増大
(マウスによる投与実験で、マウスの骨密度が増大した報告があります)
NMN が含まれるものとはどういったもの?
- ブロッコリー4000房
- アボカド600個
- トマト600個
- キャベツ28個
- 枝豆20000個
- マッシュルーム2000個
- 母乳60リットル
(一般的にNMN、250g相当に達するに必要な量となります。)
経口摂取だけで補うのは、難しいのが現状になります。
ですので近年では、サプリメントの開発商品が展開されていたり、美容クリニックでは注射での施術があったりします。
NMNの働きを詳しく説明!

NMNを口から摂取すると、細胞表面に存在するNNNトランスポーターというものを返して細胞内に取り込まれます。
そして、細胞内に取り込まれることによってNADに変換されると考えられています。 そしてその変換されたNADは通称ニコチンアミドアデニンヌクレオチドと言います。
NAD(ニコチンアミドアデニンヌクレオチド)
あらゆる生物の細胞に含まれて、エネルギーを生み出す際に使われる『体内の代謝の源』とされています。
NADは歳をとればとるほど体内から減ってきてしまいます。
しかしこのNADそのものを摂取しても、ほとんどが消化器官で分解され細胞には取り込まれないと言われております。NADの前駆体であるNMNを摂取することが、効率的であると考えられています。
なので重要なのはこのNADを増やすことなのですが、NADそのものを摂取しても意味があまりないので、NNNというものが注目されているということです。NMDはATPの生産とSIRTの活性化に大きく影響を及ぼすことによって、老化抑制に利用されることが期待されています。
ATP
ミトコンドリアでのエネルギーを作る事がATPの生産になります。
生きるために使うエネルギーのことをATPといいますが、全ての真核細胞やほとんどの古細菌と細菌がNADを利用してATPを作ります。
ATPを作るためにはNADが必要不可欠ということになりますが、このNADがなくなってしまうと生物は死んでしまうとのことです。
SIRT(サーチュイン)
サーチュインの活性化に、NADは大きく関与しています。
サーチュインは、細胞から哺乳類まで幅広く生物に存在するタンパク質になります。これは老化寿命の制御に関わる特別な酵素であり、人には7種類のサーチュインがあります。
人には全身の臓器の老化を制御していますが、普段は休眠しています。NADはこの7種類全てのサーチュインのスイッチとなっています。要はこの老化を制御しているスイッチを、稼働させるようなイメージです。サーチュインというものが非常に重要だということが分かります。 そして加齢とともにNADが低下することで、サーチュインのスイッチがなくなってしまい臓器や組織の機能が低下すると考えられています。
NMN研究結果の紹介
マウス実験になりますが、NMNを与えたマウスの寿命が16%に延びることが確認されたり、 生後22ヶ月のマウスにNMNを投与した場合、体の細胞が生後6ヶ月の状態に若返ったとされています。
また、糖尿病のマウスにNMNを投与した場合、血糖値が正常な値に戻ったり、完治が難しいとされる心臓や肝臓の疾患に効果を示したとのことです。
このようにNMN自体には体に大きな影響を及ぼすものではないのですが、最終的にNADに変換されて、ATP「エネルギーを作る為の材料」SIRT「サーチュインの活性化」に必要不可欠ななものとなるための重要な要素とされています。
まとめ
今回は、NMNについてお話していきました。
今も非常に注目されているのが分かるNMNですが、経口摂取が非常に難しいのでサプリメントなどで補うのがファーストステップとなるかと思います。
アンチエイジングや美容に効果的なので、効果的に取り入れていきたいですね!
コメント