女性に毎月やってくる生理ですが、生理痛が重い方はいらっしゃらないでしょうか?
「頭痛がキツイ…」「お腹が痛い…」「イライラする…」など症状は様々です。
また子供を産むと軽くなるという人もいますが、余計重くなったという人もいるのではないでしょうか?
しかし、なんで生理痛はあるのでしょうか?
今回は生理痛の原因と、生理痛を軽くするセルフケアについてお話していきたいと思います。
どうして生理痛になるの?生理痛には2つの種類があった!
生理痛で苦しむ世の女性は多くいますが、学校や会社を休まなくてはいけないほどの強い痛みを伴う我慢できない痛みがある生理を、月経困難症といいます。
この月経困難症は、大きく分けて2つのパターンに分けられます。
機能性月経困難症
機能性月経困難症は、身体に問題となる原因疾患がないのに症状が現れてしまいます。
原因は強い子宮の収縮とされていて、初経を迎えた2〜3年後から起こるとされています。
発症は思春期の女性に多く、月経困難症の大部分がこのタイプです。
生理時の経血を子宮外に排出するために、子宮を収縮させる物質のプロスタグランジンが分泌されます。
このプロスタグランジンが多すぎてしまい、子宮が収縮しすぎてしまうのです。
また、子宮頸管が狭いことも痛みの原因の1つとなっています。
器質性月経困難症
もう1つは器質性月経困難症で、身体に何らかの原因疾患があって症状が現れてしまいます。
原因は子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの疾患があり、生理中以外にも症状が起こるケースがあります。
原因疾患を治療すると、症状は改善していきます。
生理痛を軽くするセルフケア方法を紹介
体を温める
夏の暑い日は薄着をしたり、忙しいとシャワーで済ませたりしませんか?
シャワーでは体は冷えて血行が悪くなってしまいます。
対策としては足元や腰回りを冷やさないような服装に変えたり、毎日湯船に30分くらいゆっくり浸かって温めていきましょう。
入浴時にバスソルトやアロマオイルを活用すると、血行が良くなって効果的です。
また寒い冬場では体が冷えやすいので、入浴時以外にも足浴などで温めるといいです。
適度な運動で筋肉をしっかりつけていく
筋肉量が少ないと体が冷えやすくなり、筋肉による血管へのポンプ作用が弱くなります。
これでは熱を生産する事ができず、体が冷えて血行も悪くなります。
良質なたんぱく質をきちんと摂取する事、適度な運動をする事で筋肉量を保ち血行を良くすることが可能になっていきます。
すぐには効果がでにくいですが、根本的な冷え対策はウォーキングやストレッチなどの軽い運動を毎日行う習慣化していきましょう。
体が冷える食べ物は避け、温まる食べ物を食べていきましょう
体を冷やす食べ物は主食であるお米や砂糖などの精製されたもの、トマトやキュウリなどの夏野菜、暑い地方などで生産されるパッションフルーツなどです。
また、ジャンクフードなども冷えてしまいますのでほどほどにしていきましょう。
もし冷えの自覚がある方は、これらの食べ物はできるだけ避けていきましょう。
また白い砂糖は非常に体を冷やしますので、生理の時期だけでも摂取しないようにしていきましょう。
変わって体を温める食べ物として、精製されていない玄米や黒糖などの精製されていない発酵食品がいいとされています。
また秋にできる土の野菜である根菜類や、寒い地方やその時期にとれる食材です。
また有名ですが、やはり生姜は体を温める食材で、毎日の料理に活用したり生姜湯を飲むなど、積極的に摂取していきましょう。
漢方を取り入れる
生理中は目の下にクマができやすかったり、唇や舌の色が黒ずんでいたり足の静脈が浮き出ていたりする人がいます。
この状態は体の中に汚れた血液が滞った状態をお血といい、お血は生理痛や生理不順の原因になります。
このお血を改善することもとても大切で、ジャンクフードやバター、チョコレートなどはお血の原因となりますので、できるだけこれらの食品を避けていきましょう。
このお血の症状は、漢方薬で緩和されたりしますのでうまく取り入れていきましょう。
ストレスを軽減する
ストレスによって交感神経が刺激されると、血管は収縮して血行が悪くなってしまいます。1日のどこかでリラックスする時間をなるべく作り、ストレス状態が続く事のないように、リセットをしていきましょう。
タバコは辞める
タバコは血管を収縮してしまい、血行を非常に悪くしてしまいます。
この症状は生理痛の原因でだけでなく、卵巣の働きそのものにも悪影響を及ぼします。
禁煙を考えてる方や、タバコを辞められそうな方は直ぐにでも禁煙しましょう。
まとめ
今回は生理痛の原因と、生理痛を軽くするセルフケアについてお話していきました。
毎月の生理痛は本当に辛いですよね!
少しでも、皆さまのお役に立てれば嬉しく思います。
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