
こんな悩みはないですか?
「最近急にシミが増えた。」
「若い頃はなかったのに急に気になり出した。」
「シミのせいで実年齢より上に見られてショック!」
顔の悩みは年齢とともに増えていきます。また、自力ではどうにもならなかったり・・・高級な化粧水でも改善は難しいですよね。
まずあなたのシミがどのタイプなのか知ることで今後の対策に役立ちます!
シミの種類ってどんなものがある?
あなたが思うシミは、顔にできる茶色っぽいシミのことではないでしょうか。
ほくろやイボなどもシミだと思う方も中にはいるかもしれませんね。
そもそもシミとは?
・老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
・脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
・雀卵斑(じゃくらんはん) ※ソバカス
・炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)
・肝斑(かんぱん)
・花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)
などが医学的にシミと呼ばれるものです。
この中のどれに当てはまるかによって、シミができる原因やスキンケア方法が変わってくるので、まずはあなたがどのタイプなのか、見極めることから始めましょう!
シミのタイプを詳しく紹介

シミのタイプはたくさんあり、消そうと思っても方法が異なり逆効果になってしまう事もあります。あなたのシミはどの種類なのかまずは理解することが必要です。
間違ったケアをして増やしてしまうなんて恐ろしいですよね。
老人性色素斑
もっとも多いシミのタイプです。紫外線の影響でできてしまいます。
30代から現れることがほとんどですが、20代の方でも出てくることもあります。
頬骨の上の部分にできやすいのが特徴です。数㎜〜数10㎜ほどの大きさで、丸い色素斑であることが多いです。
はじめは薄い茶色をしていますが、だんだんと濃くなってはっきりしてきます。
何年か経つと隆起してくることもあり、脂漏性角化症になってしまう場合もあります。
こちらのタイプは、初期の薄いシミなら美白有効成分で効果が出ます。
輪郭がはっきりしているものはレーザー治療でしか消すことができません。
脂漏性角化症
シミがイボのように盛り上がってしまったものです。
よく見ると表面がボツボツしているのが特徴です。
手の甲などにできることがある茶色いシミはこちらに該当するものが多いです。
こちらのタイプは、皮膚の形状が変化してしまっているので美白有効成分では効果がありません。レーザー治療、液体窒素を使用した凍結療法で消える場合があります。
雀卵斑(ソバカス)
小さいシミのことをソバカスと呼びがちですが、厳密に言うと遺伝的にできたもののことを言います。
ソバカスは10代の頃からできるもので、小さく茶色のシミが鼻を中心に散らばってできるのが特徴です。よく見るとひとつひとつの形が三角や四角になっていて円形ではありません。白人の方に多く見られますが、肌が白い日本人でも比較的できやすいです。
こちらのタイプは、遺伝的にできるもので、美白有効成分ではあまり効果がありません。
レーザー治療をすれば綺麗に消すことができますが、再発の恐れがあります。
炎症性色素沈着
ニキビ跡や傷跡などが茶色くなりシミのように残ったものです。身体にできた虫さされの跡がシミのようになって消えないことがありますが、これも炎症性色素沈着が原因です。
また、ムダ毛処理で毛抜きなどを使用し抜いてしまうと毛穴が炎症を起こして黒く後になってしまうのも炎症性色素沈着によるものです。
こちらのタイプは、美白有効成分が効果的です。特にビタミンC誘導体がおすすめです。
ピーリングを行うと即効性がありますが、そのまま放置していても消えていくこともあります。その期間は2〜3年かかることもあり、そのあいだに日焼けしてしまうと消えにくくなってしまいます。
肝斑
女性ホルモンのバランスが崩れ、頬骨の付近にもやもやと左右対称にできることが多いです。茶色や灰色などさまざまなタイプがあります。
鼻の下や額に現れることもあります。
妊娠中やピルを服用したときや、更年期の方によく見られます。
こちらのタイプは、美白有効成分が効果的です。ピーリングやトラネキサム酸を内服するなど併用することでより効果を発揮できます。
また、漢方薬が有効な場合もあります。
花弁状色素斑

急激に日焼けをした後など、肩から背中にかけてできる小さなシミです。
円形ではなく花びらのような形をしているのが特徴で、その形から名前がついています。
こちらのタイプは、美白有効成分では効果がありません。
レーザー治療を行うことが確実です。
続いて改善方法を見ていきましょう!
美白有効成分を含むスキンケアを選ぶ

一見美白効果がありそうなパッケージだったり、ホワイトというような商品名が入っていたりすると、美白有効成分が含まれていると思いがちですよね。
しかしパッケージや商品名で購入してしまうと美白有効成分が入っていないかもしれません!きちんと表示を確認してから購入するようにしましょう!
シミのタイプによって正しいスキンケアを行いましょう!
美白有効成分は効果がないこともある!?
シミ紫外線によってできる老人性色素斑であることが多いですが、タイプによっては美白有効成分が効果的でないものがあります。
老人性色素斑(初期の薄いもの)や、炎症性色素沈着などには効果があります。
美白有効成分入りのスキンケアを行っているのに効果がない、という方はシミのタイプを見極める必要があります。
美白有効成分はどんな働きがある?
紫外線があたると肌の中でメラニンをつくるための指令が出ます。
そこからメラニン色素がつくられます。メラニン色素を製造する過程のどこかの段階で抑えるのが美白有効成分の働きです。
成分によって効果が出るタイミングが異なります。
肌を白くする働きがある?
美白と聞くと、肌を真っ白にしてくれるものと同じだと思ってしまいますが、実はそうではありません。美白有効成分は、メラニンの生成を抑えるのが美白有効成分の働きなのでニキビ跡の赤み、色素沈着などによるものでない限り白くすることができません。
そもそも美白有効成分とは?
メラニン色素がつくられる際に肌内部で起こる反応を抑える働きをしてくれる成分が美白有効成分です。どの段階で作用するのか、詳しく見ていきましょう!
メラニンをつくる指令が出るとき
紫外線が表皮細胞にあたることで肌の内部を守るために表皮細胞から情報伝達物質が分泌されます。これらがシミの元になるメラノサイトにメラニンをつくる指示を出します。
このとき、美白有効成分は情報伝達物質の働きを邪魔します。
メラニンがつくられ始める
情報伝達物質がメラノサイトに届くとメラニンがつくられ始めます。はじめにつくられるチロシンというアミノ酸です。その次にチロシナーゼという酸化酵素が働いてすぐにメラニン色素に変化してしまいます。
このとき、美白有効成分はチロシナーゼの働きを抑えたり、減らしたりします。
メラニン色素が肌に残るとシミの原因に!
メラニンはターンオーバーとともに排せつされますが、何らかの影響でメラノサイトの活動が止まらずメラニン色素がつくられ続けてしまうとシミとなって残ってしまいます。
ターンオーバーが遅くなってメラニン色素が残ってしまう場合もあります。
美白有効成分の種類

厚生労働省が認めている(医薬部外品)の美白有効成分を見ていきましょう!
ビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたものです。
抗酸化作用、アンチエイジング、ニキビの炎症を抑える役割があります。
アルブチン
苔桃から抽出された成分で濃度が高いと肌に刺激になることもあります。
コウジ酸
味噌や醤油など、麹菌由来の成分です。
エラグ酸
いちご由来の成分です。
ルシノール
北欧のもみの木に含まれる成分をヒントにした成分です。
リノール酸
サフラワー油など、植物油から抽出されたものです。
カモミラET
カモミールに含まれる成分で、抗炎症作用もあります。
トラネキサム酸
抗炎症剤として使われているものを美白有効成分に開発したものです。
4-メトキシサリチル酸カリウム塩
慢性的なターンオーバーの不調に着目して開発された成分です。
マグノリグナン
植物に含まれる天然化合物をモデルにした成分です。
プラセンタエキス
豚の胎盤から抽出された成分です。
油溶性甘草エキス
甘草という漢方から抽出した成分で、消炎作用もあります。
スキンケアはどう選ぶ?
美白有効成分が入ったスキンケア用品は、医薬部外品指定のものと、そうでないものがあります。医薬部外品の方が効くというわけではないのですが、迷う場合は医薬部外品から選ぶのがおすすめです。
また、紹介した美白有効成分の他にもたくさんの美白有効成分があります。
それらを配合したスキンケア用品もたくさんあるので自分に合う、効果のあるものを見つけるために実際に使ってみることで探すようにしましょう。
1年中使い、顔全体に塗る!
紫外線は毎日浴びています。肌内部のメラニンは季節を問わずに活動しているので、美白スキンケアは毎日行うようにしましょう。手間も時間もかかりますが、シミをつくらないように予防に専念することが大切です!
毎日使い続けられるようなものを選ぶようにしましょう!
パウダーファンデーションを使う
日焼け止めを使った後、パウダーファンデーションを重ねるとより紫外線対策になります。UVカット効果について記載がなくてもパウダーファンデーションにはUVカットの効果があるんです!パウダーファンデーションは紫外線をはね返す力があります。
しっかりシミを防ぐために、パウダーファンデーションを使いましょう!
ピーリングを使用する
ピーリングをプラスすると、シミ対策により効果的です。ピーリングはできてしまったメラニン色素をスムーズに排出できる手助けをしてくれるんです!
美白有効成分だけでは効果が薄いときに試してみることをおすすめします。
シミの原因 食べ物
紫外線以外にもシミやくすみが濃くなってしまう原因があります。
それが食べ物です!糖分を取りすぎてしまうとタンパク質の糖化が進行してしまい、ターンオーバーも遅くなってしまうためメラニンがたまりやすい状況になってしまいます。
腸内の菌バランスも崩れてしまい、炎症を悪化させる物質も作ってしまうためシミの増加に影響が出てしまう事も!
食べた方がいいものは皆さんご存じかと思いますが、ビタミンです!
シミの改善 食べ物
ビタミンC
美白有効成分の中で有名なビタミンCは塗るものも多くありますが、食べても効果はあります!
柑橘系やキウイ、イチゴなどのフルーツやブロッコリー、カボチャ、ゴーヤなどの野菜にもビタミンCは多く含まれています。
ビタミンE
強力な抗酸化作用があるビタミンEは、活性酵素を除去してメラニンが作られるのを止めてくれます!
シミの予防にオススメです。
アーモンドやアボカド、トマト、ウナギ、そばなどに多く含まれています。
ビタミンCと一緒に摂取することでさらに効果的になります!
まとめ
しっかり対策を行うことでシミの増加を抑えることができます。
予防をしっかり行いましょう!また、ケガなどの傷跡もシミにつながるので、悪化させないことも必要になります。
食事の調整が難しい方はサプリでも摂取できます!内側からもキレイを目指しましょう!
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