女性が老けて見られやすい体のパーツはどこか、皆さんは知っていますか?
『顔』はもちろんですが、次に老けやすく見られるのが『手』だと知っていましたか?
意外に見られていないようで、見られている手は年齢を物語っているんですよ。
手荒れを起こしやすいこの時期ですが、皆さんの手はどうでしょうか?
そこで今回は、老けて見られやすい手荒れの原因や改善方法について、調べてきましたのでご紹介していきたいと思います。
手荒れの原因とは⁉

「手の潤いがなくてガサガサする…」
「血管が浮き出てきて年齢より年みたいな手に見える…」
「高いハンドクリームを塗っても全然良くならない!」
など、手荒れの悩みは人それぞれですよね。
また若いころは手荒れとは無縁だった人も、年を重ねるごとに手荒れが気になってきてしまった人もいると思います。
手荒れの症状は人それぞれですが、どんな症状があるのでしょうか?
- 保湿をしても良くならない
- 潤いがなく、毎日にカサカサしている
- 皮膚が薄い、指紋が薄い
- かゆい
- 乾燥のせいでひび割れがある
- 手が赤みがかり、腫れている
- 水膨れ
- 皮めくれ
若い時から手荒れがある人や、年だからと諦めている人が多い手荒れですが、原因はいったいどんな事からでしょうか?
- 冬のシーズンによる乾燥
- 夏による異汗性湿疹
- 科学的もしくは、物理的による刺激
- そもそも手荒れをしやすい体質
- ストレスがたまっている
冬のシーズンによる乾燥
寒い冬の季節は空気が乾燥しやすく、手がカサカサと手荒れに繋がりやすい時期です。
手や指の皮膚は皮脂腺が少ない為、体の中でもっとも乾燥しやすいパーツなんです。
そのため、冬の乾燥した空気と手の皮膚の特性が、手荒れを引き起こす原因となっているんです。
また冬になると、お皿洗いや風呂掃除といった水仕事でお湯を使う人も多いと思います。
高めのお湯は本来肌に必要である重要な皮脂まで洗い流してしまうため、冬場の水仕事にお湯を多く使っていると、手のバリア機能をさらに低下させてしまいます。
改善点としては、水仕事は水かぬるま湯を使用しゴム手袋などを使ったり、ハンドクリームをこまめに塗って保湿をするなど、手荒れの原因を作らないことが大切です。
夏による異汗性湿疹
手荒れは冬のイメージが強いと思いますが、実は夏の時期にも注意が必要といわれています。
夏の手荒れは、『異汗性湿疹』によるものが多いといわれていて、手足にできる『あせも』のことをいい、これにかかると下記のような症状が出ます。
- 手のひらや指などに、小さな水膨れができる
- 手の皮がボロボロにむけてしまう
- 手や指の皮膚が赤く、かゆみを帯びている
- 手の皮膚が硬い
そもそも『あせも』は、皮膚の中に汗が詰まってしまう事で皮膚の炎症がおきてしまいます。
『異汗性湿疹』もまさにこれと同じ症状で、手の平から出た汗が分泌さしっかりと分泌せず、角質の中で汗が溜まってしまうことが原因で手荒れを引き起こします。
また『異汗性湿疹』は人によって症状の程度が異なり、重度の場合は強烈なかゆみや痛みを伴うこともあります。
特に手汗をかきやすい人、喫煙者などが発症しやすい傾向ですので、そういった方で症状がある方は皮膚科専門医に受診をおすすめします。
科学的もしくは、物理的による刺激

手荒れの原因として最も多い原因が、化学的もしくは物理的刺激によるものです。
それぞれどのようなものを指すのかまとめてみました。
化学的刺激とは⁉
- 食器用洗剤
- シャンプー
- 消毒液での手の除菌
物理的刺激とは⁉
- 毎日の水仕事
- 手洗い
- ゴム手袋
- 衣類や紙などの摩擦
- 食品との接触
この他にもありますが、手荒れの原因の約7割は化学的もしくは物理的刺激によるものだといわれています。
上記のように、食器を洗う、洗髪する、紙をめくるなど、私たちが日常で当たり前のように行う動作が、化学的もしくは物理的刺激になります。
若いころは大丈夫だったのに、大人になって手荒れがひどくなったという人は、家事や職業柄扱うさまざまな物質が手への刺激になっていることが原因で手荒れを起こしているのかもしれません。
もともと皮膚のバリア機能が弱い人だけでなく、健康な手の人でも刺激との接触回数が増えれば重症化するリスクもあります。
化学的もしくは物質的刺激による手荒れを防ぐには、刺激となり得る要因との接触を極力減らすことがとても大事になります。
そもそも手荒れをしやすい体質
毎日の水仕事をこなす主婦や、頻繁にシャンプーなどの洗浄剤を扱う理容師や美容師でも、手荒れをしない人はほとんどいません。
ほとんど水仕事をしていない、仕事柄洗浄剤などを扱う機会がない人が、たまたま刺激物と接触してひどく手荒れしてしまったということもあります。
これには、そもそもの体質が大きく関係しています。
そういった人の多くは、アトピー型手湿疹などの、バリア機能が弱く刺激に敏感な体質であるという可能性が高いです。
そのような体質の人は、一般的に空気の乾燥する冬に症状が悪化しやすく、夏になると良くなる傾向にあります。
正しいケアを継続的に行えば肌質そのものを改善できる可能性もあります。
ストレスがたまっている
ストレスがなぜ手荒れの原因になるかというと、自律神経が大きく関係しています。
女性は特に年齢を重ね、ストレスを抱えると、自律神経が乱れ体の血の巡りが悪くなります。
このような血行不良が起きてしまうと、肌にとって大切な栄養が指先まで循環されず、結果として手荒れを起こしやすい肌状況を作ってしまいます。
過度なストレスは手だけでなく体全体の肌質を悪化させてしまいます。
そして肌が荒れ自体も、新たなストレスの原因になってしまう可能性もあります。
このような悪循環を断ち切るためにも、日々の生活にストレスを感じている人は、リフレッシュできる時間を作ったり、リラックスができることやスポーツを行うなどの習慣を取り入れてみましょう。
手荒れによる影響
ここまで手荒れ 原因について見ていきましたが、生活への影響を考えてみましょう。
・ごわごわして見えることで老けて見られる
・手荒れ部分に汚れがたまってしまう
>菌が体に入りやすい
・アルコール除菌などがしみる
などデメリットがたくさんあります。
お買い物やお出かけの際にアルコールが染み痛みを感じるなんてストレスですよね。
また、菌の住みやすい環境も作ってしまうので、健康への影響も出てしまいます。
手荒れの対策

コロナ対策でアルコールの使用頻度によっては手荒れにつながってしまいます。
そんな悪循環を作らないためには、対策が必要です!
まずは乾燥させないことが重要です!
・保湿クリームでしっかり保湿
・手洗い、入浴の後は水気をとってから保湿
・空気が乾燥している場合はできる限り加湿
・外出時は防寒手袋を使用
上記を日常的にやっているのにどうしても乾燥してしまう人は、肌のバリア機能が低下している可能性もあります!
・洗浄力の高いハンドソープを使用
・食器洗う際に素手で行う
・冬場に温かいお湯を何かと使用
これらもついついやってしまいがちなので、注意しましょう!
素手の場合はお湯を低めの温度で、ゴム手袋の使用も短時間に抑えることで手荒れを防ぐことができます。
まとめ
今回は、老けて見られやすい手荒れの原因や改善方法について、調べてきましたのでご紹介していきました。
この季節、肌荒れや手荒れの悩みはつきものですが、季節のせいだからしょうがないと諦めずに、出来ることから対策していきましょう。
そして指先から、若々しくいたいですよね!
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